はるばる大阪城まで運ばれてきたのに、石垣として使われなかった石とか、そもそも運ばれず切り出したまま産地で捨て置かれた石を、『お前は石垣になれず、残念だったなあ』ということで『残念石』と名付けたそうです。 ここの『残念石』は、産地の小豆島で切り出したまま捨て置かれていた２個の石を、小豆島青年会議所と大阪青年会議所が協力してここまで運んで据え付けたもの、とのことです。

せっかくここまで持ってこられたけど、結局使わなかったので残念石。人によっては残念だと思うし、また人によってはラッキーと思うのかもしれない。後ろの石垣の石はどう感じてるんでしょうね～。

残念石とは、大坂城の石垣に選ばれながらも、運搬の途中に落ちてしまったりとか、なんらかの理由で大坂城に運ばれなかった石や選ばれなかった石を、そう呼んでいるそうです。 修復のために残されていたものではないかとの見解もあるみたいです。 この大阪城天守閣前にある残念石は、１６２０ (元和６) 年から始まる大坂城修復時に、小豆島 (香川県) に数多く残されたものの極一部だそうで、何故ここに残されているかというと、小豆島青年会議所と大阪青年会議所の共同事業として、昭和５６年に当時を再現し小豆島からこの地に運び据えた とのこと。 石には大名の家紋やくさびの跡が残っていて、当時を思い起こすとその壮大な事業の凄さを感じます。 残念石は大阪のあちこちで見かけられるので、大阪の街を歩くときには探してみるのも楽しいですね。 残念石というネーミングも研究者の間でそう呼ばれるようになったそうですが、なんだか大阪らしいなって納得しますね。

この両隣にある修復で使わなかった石がざんねん石なんだってさ！ ちょっとかわいそうやん？

Small tablet in front of Osaka Castle.

Stone with writing in front of Osaka Castle.

小豆島で切り出され、はるばる大坂城まで運ばれたものの使用されずに放置された石が、残念石と名付けられて置かれています。

残念石です。香川県の小豆島から来たんですねぇ。

修復作業の時に小豆島で割られ、使われなかった石。運ぶのも大変だったろうなぁ。