5/5 時雨堂 4 months ago on Google
2023.12.3来訪
「福田村事件」を鑑賞。
上映後に映画関係者の舞台挨拶あり。7月に名古屋シネマテークも閉館し、全国のミニシアターは今や絶滅寸前の状態である。今回の福田村事件のような題材の映画はスポンサーがつきにくく、製作の困難さが伺える。明るく楽しい映画だけが残る未来を考えると世界の半分は誰にも気付かされることなく葬り去られてしまうことになる。
2023.7.9来訪
「逆転のトライアングル」を鑑賞。
「スイス・アーミー・マン」では放屁、ここでは嘔吐。相変わらず監督の露悪趣味は変わらないが、今回の嘔吐には成金の本性の暴露という意味がある。
船長とロシアの富豪の偉人の格言の交差のシーンがこの映画のキモ。資本主義と共産主義の優劣を語り、その範疇を超えた世界へと場面が変わる。
島への漂着シーンは楳図かずおの「漂流教室」の場面を彷彿とさせる。やはり食料を確保する者が人間を支配(独裁)する。
最初にレストランの支払い(カネ)の件で揉めていたシーンがラストでは真実の愛に変わる。
観る側に判断を委ねたラストシーンが印象的。
2023.7.2来訪
「コンパートメントNO6」を鑑賞。
北欧の映画らしく、静かに物語が展開する。
広いロシアの狭い寝台車で2人の孤独が共存する時間が流れていく。
2023.5.13来訪
「モリコーネ
映画が恋した音楽家」を鑑賞。
以前から楽しみにしていた作品であったが、ほとんどが本人及び映画関係者のインタビュー。あの内容で157分の尺は流石に長い。モリコーネの音楽&名場面の映像シーンをもっと観たかった。映画において、ベスト版のCDで聴いたことのある楽曲のいくつかが日本では未公開である作品であることを知る。古い作品なのでこれから作品が公開されることはないだろうが、何とか観てみたいものである。
2023.4.16来訪
共産主義時代のチェコスロバキアで1970年に制作された映画「百年の夢」を鑑賞。人間は何となく生きて何となく死んでいく、それで良いのだ。
2022.7.3来訪
12時50分からの「牛久」を鑑賞。上映後、監督であるトーマス・アッシュ氏の舞台挨拶あり。
2022.2.19来訪
「サイタマノラッパー」の入江悠監督の故郷である深谷市(映画の中では福谷市だったけど)にあり、昭和レトロ空間の中にある座席数57のミニシアター。料金は1200円と安い。来訪した時は空族の「サウダーヂ」のリマスター版を上映していた。空族の映画は製作者の方針でDVD化されておらずミニシアターでしか観られないため貴重。特にサウダージは内容的にこういう地方のミニシアターで観るとグッとくるだろうな。今度は是非「国道20号線」を上映してほしいね。
今日は20時から上映の「ミッドナイトトラベラー」を鑑賞。また再訪したい。
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