4/5 金井陽一(塚越桜五郎) 6 months ago on Google
岐阜には初めての宿泊。いろいろ調べてみて、お得で岐阜県の地元の料理をザックリで良いから一通り味合わしてくれる店を探してみたところ、ここがヒット。
YouTubeなんかでも、プロモビデオっぽく作りが込んだ映像が流れ、女将さんが二代目だとかで(店の入口左横の壁に「一代目推せん」の看板を残してる。)店員さんがハイカラな和服で接客してる様子が映っていた。
そして、迷わずネット予約。1人でもコース料理が頼めて飲み放題付きで、この値段なんて地方都市でもなかなか無いので、最初からリーズナブルな設定だから、内容ショボくない?大丈夫かいな?と心配しながら予約時間19時に、岐阜の繁華街タマミヤとか言うエリアの2階に階段昇り到着。
外観は群馬県の竹久夢二と言う画家の大正ロマンなイメージ?のステンドグラス調。中に入ると、ギチギチの満席。奥に長いL型のカウンターと背中の壁とのスペースは思ってたより狭い。
常連らしき客は私のような中高年が多く、ジロリと余所者かどうかチェックされるが、知らない地方の人気店に行くといつも、こんな事はザラにあるので華麗にスルーして、奥から3つ目の席ヘ通される。デブですいません。お腹が客の背中に当たります。
内装は随分、色んな色が使われて大正ロマン?ハイカラです。どこからが壁でどこからがカウンター、器かわからなくなる程カラフルで不思議な空間です。
奥にも何かテーブル席があるのか満員っぽいです。コロナも一段落して何処の人気店は予約(特に(金)は。)必需ですね。ぶっつけ本番で行くなら、予約客の引き始める20時前後なら、何とかなるかも。
でも、入って直ぐ気づいた。和服姿のアルバイト?の女性達に全く余裕が無い事を。どうも、キャパオーバーのようです。紙を見ながらてんやわんや。どうも、若い女将がほぼ1人で調理してるようで、あとの女性達はドリンク、盛り付け接客などのサブの仕事をしてると見た。
なるほど、コースの方がある程度仕込んでおけるから、逆にお一人様もコース、オッケーなのかも知れない。
それでも、そんなに放置される事も無く、しっかり対応していただいて、まずは取り敢えず飲み放題のメニューから生ビール(グラス)をお願いするとおばんざいが3種と無農薬?野菜が出てくる。ポテサラ良いね。手作り感があって優しいお味で好きです。で、飲み放題のメニュー入れての価格だったので、期待してなかったのですが、お~…。種類が豊富。日本酒も地酒が2種類あるじゃないですか?多治見のメジャーな三千盛、飛騨高山の久寿玉もある~。今夜はこの2つを交互で行きましょう。
ちょっと待たされましたが、飛騨牛のお寿司一貫、やや歯ごたえありますが、噛み締めると旨味が後から滲み出て来ます。うん、おいしゅうございます。バタバタしながらも忘れる事なく、お料理は出てきます。朴葉味噌焼き、以前、高山でいただき気に入りました。これはもっと下品にペロペロ舐めたいですね~。辛口の地酒と味噌の甘味がバランス良く合いますな。飛騨牛のシロもつ鍋は脂が適度に汁に溶け込み、塩梅も辛すぎず、良い感じ。あと、謎の漬物ステーキが出てきますが、これって岐阜の郷土料理なんですね。知りませんでした。味はちょっと意味不明で良くわかりませんでした…。すいません。
コースは日によって少し変わるみたいですね。〆には高山ラーメンが出てきました。私は東京下町人なので、醤油系ラーメンが基本で高山ラーメン好きです。
全体的にボリューム(特にシロもつ)があるので、追加しなくても、殆どの人が満腹になるかと思います。この内容とボリュームで、この値段はかなりのサービス価格です。酒の種類もショボくなく、県外から来た人は一通り、岐阜の郷土料理を味わえるので、そういう意味ではオススメのお店だと思います。
ですが!あまりに人気店過ぎて、バタバタしてる女性達との適度な会話は厳しいですね。私は隣に座ったやはり余所者の札幌の方とお話しました。
あと、勝手にイメージしてたのですが、ガチガチのプロっぽい店なのかと思ってたけど、家庭料理的な店でした。
そういう意味で入りやすくて、中高年の客層がメインで他は県外の郷土料理の店を狙って来た客層が混在してるようです。
今の勢いだと完全キャパオーバーになりそうなので、女将さん以外、調理担当を1人加えた方が良いような気がしました。まぁ、人件費とかあるので余所者の余計な意見でした。すいません。でも、余所者には岐阜入門編みたいな凄く良いお店でした。ごちそうさまでした。
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